おひとりさまが車を買う事になったら
車を買わないといけなくなったけど、一人で買いに行くのは不安だわ・・・。値引き交渉なんて出来ない・・・;つД`)
電車やバスが便利な地域の人にはあまり関係ないですが、私の住んでいるようなほどほどに田舎で公共交通機関があまり便利でない地方の人は、一人一台の世の中になってますね。就職などでどうしても車を手に入れなければいけなくなる時が来ます。
でも、彼氏や旦那や親や、親身になってくれる友達が居ればよいのですが、天涯孤独な人や、居ても頼りにならない(苦笑)場合もあります。
車を買うって事は結構勇気も要りますし、お金もかかりますし、手続き面倒だし・・・。
という訳で、おひとりさまの私が一人で軽自動車を購入した話を記録がてら書いて行きます。
お金と知識武装と車屋さんのドアをくぐる勇気が有れば女一人でも買えます。(*^▽^*)
その中でも一番必要なのは知識武装です。知識が有れば車屋の手口も見抜き、不安になる事無く交渉出来ます。そして、知識が有れば臆することなく商談に向かう事が出来ます。ドアをくぐる勇気も出て来るのです。
その1:予算
まず、車を買う状況になった時に考える事は何はともあれ予算。幾らの車を買うかを決めなくてはなりません。予算によって、新車、中古車、普通車、軽自動車と買える車種が決まって来ます。
私の場合、乗っていたラクティスが13年目で税金が上がった為、今後の事を考えて軽自動車の新車に乗り換えることにしました。
維持費や税金を加味すると新車の方が安いし、基本的に自分だけが乗るのでそんなに大きな車でなくても良い事、高速道路も走らないので走りを追求するわけでもない事・・・。でも趣味のキャンプに乗っていっても違和感が無い車。そして何より、これから13年乗る車。(税金が上がるまで)
以上を踏まえ、買うべき車は新車、新古車(未使用車含む)、年式の浅い中古車となりました。予算を200万円以内で考えまして、ネットや広告などを見ながら。。。
新車の軽自動車を選びました。予算は200万位内。ここが一応のゴールです。
予算捻出は私の場合、定額貯金や定期預金、損切した個別株(涙)を足しました。数字が苦手な人(私)は結構きついですが大概の人は難なくクリアするでしょう。
勿論、予算によっては中古車を選びます。勿論ローンもあるので買えない事は無いですが・・・。支払いや金利の事を考えるとあまり回数の多いローンはやめときましょう。あと、残クレだけは選ばない方が良いです。
その2:パンフレットを貰いに行こう
さて、軽の新車といっても色んなメーカーが色んな車種を出しています。とりあえずパンフレットを貰いに行きましょう。まだ何にも決まってないので交渉する必要は有りませんから、気軽にディーラーへ行き、パンフレットを貰いましょう。全く対応の無い店から、駐車場に入った瞬間から笑顔で店員が迎えに出て来る店まで様々です。
店員が飛んできてもここでビビってはいけません(笑)
すみません、パンフレットを頂けますか?
と当たり障りのない笑顔でパンフレット置き場に向かえばOKです。店員が絡んでこなければせっせとパンフレットをかき集めて
「いろいろ検討してみます。ありがとうございました~お邪魔しました~」
と笑顔で退店すればOKです。
絡んで来たら、
「まだ購入はちょっと先なんですが、どんな車が有るのか色々調べたいと思って~~今は車も沢山有るから迷いますね~これも良いし、あれも良いしで(笑)」
等と適当に(マテ)時事ネタでも入れつつ目についたパンフをせっせとかき集めましょう。積極的に売り込んでくる店員もいますが、
「いえ、まだ昨日買おうと思い立った所なので、普通車買うのか軽自動車買うのかもまだこれからなんです。身内にも相談しながらですし~」
等と、またまた適当な事を言ってまだ真っ白なので今日は買う気はないぞとアピールしましょう。
目星をつけた3社くらいからパンフレットをGETしたら第二段階はクリアです。
因みに中古車の時はネットで探してから行くのが良いです。
あと、あまりに変な格好で店員に印象付けないようにしましょう(笑)
その3:購入する車を決めたら平均値引き額を調べよう。
パンフレットを穴が開くほど読み込んで、ネットや動画で車紹介なんかを見て良しこれだ!と本命車が決まったら、購入時期に余裕のある方は決算時期を狙って行きましょう。キャンペーン張ってる事も多いですし、値引きも頑張ってくれる事も多いです。時間が無い方は割り切って気にせず行きましょう(*‘ω‘ *)
ですがその前に。車を定価で買う人はそんなにいないと思います。
一般的に値引きは 普通車>軽自動車 で、軽自動車の方が値引きが渋いです。
また、新型車より以前から有る定番の方が値引きが良いです。超人気車種は定番でも値引きしない所もあります。
大体最初の見積もり時に車両本体価格から3万円~5万円値引いて、ナビ割辺りをちょろっと引いてくれますが、そこまでかな・・・と予算オーバーを諦めて購入したら試合終了です。最初の提示はそんなものです。お約束です。商談はここからがスタートです。
お互いにwinwinに気持ちよく購入できる、そういう情報を得る為に、
車サイトでお目当ての車の「平均値引き額」を調べておきましょう。時期によっても違うので、最新の情報を得ましょう。
価格コムとか辺り分かりやすいですし、周囲に体験談を聞いてみるのも良いですね。
ちなみに私の場合は車両本体値引きは最終的に106,440円で、オプションの値引きは57,000円で合計163,440円、これに下取り分が追加されました。競合値引き交渉はしていません。
その4:勇気を持つために知識武装をしよう。
ここからは、実際の購入交渉に向けての知識武装の時間です。ネットで「新車」「値引き」「平均値引き額」などと検索すればたくさんの情報が出て来ます。大体「値引き目標10%」、「新車購入時の商談は競合させること」「車両本体価格の値引きとオプションの値引きは別で」等々色々情報が出て来ます。これらの先達たちの情報をありがたく勉強させて頂きましょう。けれども、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分に合う形で取り入れる柔軟さも必要です。
また、YouTubeなどで候補に上がっている車のレビューもたくさん見て研究しましょう。実際に購入した方の口コミも非常に大事です。レビューは販促目的も有ったりするので良い事しか言わない事も多いですが、その車の長所を知るにはとても良いしモチベーションも上がります(*^-^*)
口コミはデメリットを上げる人も多いので役に立ちます。デメリットを知ったうえで購入できる方が良いですから。
私の場合は、結局他社との競合はしないで一球勝負でした。あちこちで駆け引きするのは精神的に疲れるので(;´Д`)調べた事をメモって、交渉の役に立てましょう。ただ、あからさまに見せる様な事はしないようにしましょう(;^ω^)
その5:いよいよ実戦。ディーラーへ行こう。
さて、予算も決まり、買いたい車(本命)も決まったら、いよいよディーラーへ。パンフと条件を箇条書きにしたメモを持っていざ出陣。
私の場合、店に入ると中年の男性が対応してくれました。
「車の購入を考えているのですが見積もりをお願いできますか?」
と切り出せば「あぁはいはい」みたいに来てくれます。そしたら席について見積もりの手続きを取ってくれます。希望のオプションなどがあれば伝えましょう。
見積書の説明が始まり、店員が最初の値引き額を提示します。車両本体価格からと、オプションと分けて取ってもらえるようにしましょう。私の場合、車両本体価格から5万円値引いて、ナビ割で27,000円引きを提示されました。
「まだオプションは悩んでいる所が有るので、オプションなしでの値引きだとどうなりますか?」
など言ってみましょう。あと、下取りして欲しい車が有ってもここでは出さない事です。最初から下取り込みの値引きにされてしまう事が多いそうです。
「中古車買い取りの方が安く買ってもらえるかもなので、一度見てもらおうと思ってます」
と正直に言いました。店員さんも自分の所で下取りしないといけない訳では無いので別段気になる事は無いようでした。見積書に逐一メモを書いてくれる人もいますが、書いてくれない人だった場合は出来るだけ書いてもらった方が良いです。証拠になるので。
カーナビなどのランクがある物でも値引き額が変わりますから、AプランBプランなど分けてメモっておきましょう。
ある程度雑談も交えつつ話してこちらの要望なんかも伝えたら、頃合いを見て家で検討してみます。と伝えましょう。見積書を貰って帰宅します。私の場合は本当に買うと思われてなかったのか、かなり婉曲な感じでした。向こうも探ってる感じでしたね(苦笑)
他社との競合を考えている人は伝えても良いし、ほのめかすだけでも良いです。私も
「他社さんの車も色々考えてまして、」
などと薄っすら伝えました。「どちらの車ですか?」と店員が聞いて来る場合も有る(聞かれました)ので、他社製の競合車3車種くらいは答えられるようにしておきましょう(苦笑)
あと、「○○日までに決めないとこの値引きが無くなります」的な事を言われますが、大概そんな事は無いのでお約束だと思ってそうですかーと聞き流します。
電話があとで掛かって来る事も有るようですが、私の場合はそんな事も無かったです。修理工場付属の販売店だったので、ガツガツして無いお店だったのかも(苦笑)
2回目の交渉で早ければ決まる。
そしてじっくりと慌てずに(他社との競合をする場合は他店でも同じ事を繰り返して)オプションや最終的な自分の金額の限界点を決めたり、下取り車が有れば中古車屋で見積もって貰ったり(私はしませんでしたけど)したら、ディーラーと連絡を取り合う様になって居ればその予約の日に、そうでなければ直接出向きます。私の場合は母が入院する予定もあり、早く決めておきたかったので判子も持って行きました。
「こんにちはー。先日の○○です、オプションとか色々考えて来たので、よろしいですか?」
前回の男性が居たので対応してくれました。そして3種類の見積もりプランを見せて、オプションの見積もり交渉です。私の場合は、ドアバイザーを削り、フロアマットも削りました。その上でトータルで7万円位のディーラーオプション付けたかな。ある程度ディーラーオプション付けないと値引きが渋いですが、値引きの為に要らないオプション付けるのは本末転倒なので、予算枠で収まるのを前提に決めましょう。
で、219万円だった見積もりからオプションを削ったり替えたりしました。本体値引きも5万円から106,440円までupしました。メーカーオプション(全方位システム)は値引きなしなのでここは諦めて、カーナビ割引、ディーラーオプション割引、支払総額の端数切捨て・・・と色々やって205万円まで下がりました。しかし5万円オーバーです。
いかがですか、これが限界ですね・・・。
プロに言わせれば限界と言われてからが値引きの勝負という人もいるそうですが(◎_◎;)
そんな強気にもなれません。でもここで引き下がりたくはない・・・。だって予算オーバーなんだもの。
ここで、他社との競合を出す場合は一旦帰って他所と競合させ、さらなる値引きを求めに2回目、3回目・・・の交渉に挑む事になります。
私の場合、それはしないで2回目で決める決意で臨みました。
担当者の「限界」には承諾せずうーん(>_<)と悩む態度を示せば、担当の方から何かしら振って来るので、ここで正直な予算を伝えても良いかもです。
「予算はやっぱり200万ですねー、もしその値段になるなら、今日ここで決めます。ハンコも持って来ました。あと、現金一括でお願いします」(`・ω・´)キリッ
と宣言しました。担当の方ちょっとびっくりしてましたね。現金一括なのは、ローン返済の金利手数料を計算したら5万円位になったので馬鹿馬鹿しいと感じて、ちょっと無理しますが現金一括にしました。メリットは金利が付かない、値引き交渉がさらに進む場合もある、デメリットは資金繰りと、総資産額が一気に目減りする所でしょうか。
担当さんと一緒に悩んでいろんなところから販促キャンペーンを引き出して貰ったりして、203万まで来ました。あと3万。これ以上は難しいと店員さんの言葉を聞いて、遂に
「じゃあ、今の車を下取り出したらもう少し安くなりますか?」
と下取りの話を持ち出しました。因みにネットで一括見積をしましたが、年式が古すぎて結果が出て来ませんでしたー(^O^)/
(その後のメールは来ましたが特に何もしませんでしたよ)
早速担当さんがラクティスを見に行き、本部に電話しました。で、年式と走行距離から言って2万円の下取りなら可能だと言われました。2007年製でしたから、そんなもんかなと。
中古車屋なら多分もうちょっと高く買って貰えますが、ディーラーで売れば、納車日まで今の車で乗り続けられるメリットがあります。中古車屋ですとすぐに手放さないといけませんし、代車出してもらっても慣れない車で一か月乗るのも嫌だったので、最終値引きの後に出す心算でした。勿論代車不要の方や代車でも問題なく、少しでも下取りを高く売りたい方は中古車買い取りの方が絶対高く買ってくれるのでお勧めです。
で、そこから2万円差し引いて201万。ここで値引き交渉の手を打ちました(;´Д`)
金額的には200万切りたかったですが、最終見積もりの印刷時にデコステッカー3795円おまけしてくれました(*^-^*)ので良しとしました(笑)
で、ガソリン満タン給油を言い出せなかった小心者の私は、
「妹が『旦那がガソリン満タンお願いしなさいよって言ってる~』ってLINEで送って来ました」(・ω<) てへぺろ
他力本願でお願いして終了です。担当さん苦笑いしてましたが結果的に満タン入れてくれました感謝!
コミュ障系小心者の私でも一人で何とかなりました!
契約書類を色々書いてハンコを押したら契約完了!手付金(申込金)が必要なので払います。1万円位かなと思ってたら3万円だったらしい(笑)「あっ・・・今から下ろして来ます!」って担当に言ったら「銀行遠いから1万円で良いよー」って緩く言ってくれました(笑)田舎だからその辺緩いのかも。あとは納車日までにお金を振り込んで納車を待つばかりです。(私は3日後に全額振り込みました。精神的に楽になった( ̄▽ ̄))
そうそう、銀行振り込みは一日に振り込む限度額とか有るので、私の場合はUFJ銀行だったのですが限度額50万だったので、ネットバンキングで限度額変更をしてから一括で振り込みました。
最後に
連絡先を交換しているので、契約後も疑問に思った点とかあれば後日でも担当の方に聞いてみると良いでしょう。
私の場合は、下取りに出す車の冬タイヤを引き取ってもらえるかどうか聞きました。(あ、良いですよー積んどいてくださいってサービスしときますって簡単に言われた)
あと全方位モニターの自分の車の画像の色変えを依頼。これもあっさりとOKしてくれました。(「よく知ってますね、誰かに聞いたんですか?」って言われたので「YouTubeで動画が有って、職場の人に聞いたらやってもらえるよって言われたんです」と答えました。勉強した事がここでも役に立ちました)
更に、納車費用はケチって自分で車屋に取りに行くつもりでしたが、納車費用も不要ですよ~って持って来てくれました(*^-^*)
これらを加味したら、結果的に200万を少し切った感じで予算内になったと思います。
担当の方と良い関係を作れたら、その後のメンテなどの対応も良いと思いますので買ったら終わり、という訳ではない事を思っておきましょう。
これから始めて車を一人で買おうというおひとりさま女性のお役に立てれば幸いです。
PS:軽自動車は車庫証明が要らないのでその点は普通車より楽です。
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