薬膳漢方検定を受験してみた。
こんばんは、りゅうらです。退職までのカウントダウンをしつつ、日々仕事に追われながらも、なんとか生きております(:3」∠)
先日3月22日に行われた「薬膳漢方検定」を受験しました。第1回から気になってましたがご縁が無く気が付けばもう第23回。まさに光陰矢の如し(笑)
ここ数年はコマツのユンボ講習を受けてみたり、中国語学習に戻ってみたりと紆余曲折してるうちに、勤務先の代替わりで業務も増えて毎日仕事に疲れ果てる日々。体力も気力も削られて、昔は続けていた「1年に1つ検定を受ける」という自分ルールも、いつの間にか自然消滅。
そんな私も遂に6月退職を決め、薬膳の学校に通う事を決めました。それなら今のうちに何かひとつ受験しておこう。そう思って今回選んだのが「第23回薬膳漢方検定」です。実は同じ時期に開催される「漢方薬検定」の公式テキストも買ったのですが、パラパラ見た時点で「あ、これは2つ同時は無理だな」と即判断。
欲張るのはやめて、今回は薬膳漢方検定一本に絞ることにしました。
薬膳漢方検定と漢方検定の違い
「薬膳漢方検定」は漢方と名前はついてるけど、いわゆる漢方薬そのものはほぼ登場しません。主な出題内容は陰陽五行説、四気、五味、帰経、養生といった中医学の基本と食材(食薬)についての知識です。この検定でいう「漢方」は、漢方薬の名前を覚えるというよりも、漢方の土台となる中医学の考え方のようです。
実際この中医学が漢方薬でも薬膳でも重要な基礎なので、どの試験を受けてもこの部分はしっかりと学ぶ事になります。
一方で漢方薬検定の方は生薬37種、漢方薬62種が登場するので結構大変かも・・・。小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことうかききょうせっこう)とか「呪文かよ!!」と突っ込みたくなるような名前出て来るし(笑)次回チャレンジすることにします(テキスト買っちゃったし)
因みに主催はどちらも日本漢方養生学協会。テキストもどちらも薬日本堂という所が監修しているので、全体の雰囲気や方向性は共通する部分がありそう。
試験範囲は公式テキスト内のみ、とされています。実際9割9分はこの中から出ていると思いますので、公式テキストは購入必須だと思います。

現在、公式テキストは改定されているので最新の増補改訂版を購入しましょう。中古で買おうと思っている人は要注意です。表紙デザインも変わっていますよ。
実際に勉強してみて大変だったこと
薬膳漢方検定に興味を持っている人が一番気になってるのは多分この部分なのでは。「公式テキスト1冊、ほぼすべてこの中から出ます」と聞くと、一見やさしそうに思えますが、約170ページをペラペラめくってる内に(-_-)zzz・・・ってなる人も絶対にいるハズ。

私がそうだった!!何度もタイムワープしてたよ(苦笑)
基本的に、公式テキストの中で掲載されている問題演習はこれだけです。
●薬膳漢方検定対策集(50問)
●各章末の○×テスト(各10問)
●チャレンジ検定問題(20問)
これだけですと実際の試験でどんな問題が出るのかを予想する手がかりは、かなり限られているように思います。実際に受けてみた感想としては、公式テキスト内の問題だけでは少し心もとない印象でした。
その為、YouTubeやブログ記事などで受験者の体験談や「こんな問題が出ました」系の情報を探すことになります(笑)勉強始めて最初の2週間はまず過去の受験者たちの体験談を読み漁りました。
でも、探してみると判ると思うけど、意外と体験談をUPしてる人っていないんだよねぇ。「23回も開催されてるんだし、受験者もっといるだろぉ!?」って思いながら検索しまくってました(苦笑)
実際どんな問題が出たのか
著作権的な事も有ると思うので、具体的な問題文は書けないですが(あと私の記憶が既に抜けて来てる(ノД`)・゜・。)どんな内容を重点的に覚えておくとよさそうかをお伝えします。
まず最優先で覚えたいこと
全ての章において、『ここがポイント!』って書かれている部分は絶対暗記。それに関連している文章、語句もなるべく暗記。
特に、特に覚えておきたいのは、
- 未病
- 上工治未病
といった中医学の基本語句。さらに、歴史分野では
- 黄帝内経
- 神農本草経
- 傷寒雑病論
- 医心方
- 養生訓
などの書物に関する内容も、かなり大事だと思いました。神様とか人物に関する内容も覚えておくと幸せになれるハズ(笑)

また「食材」「食薬」「生薬」の違いも薬膳の薬膳たる内容なので、理解しておきましょう。
本文中で枠で囲まれている部分、各章の学習ポイントも要チェック!本文の要点をコンパクトにまとめてあるので覚えるのに役に立つと思います。
やはり最重要は「陰陽論・五行説・五行配当表」
そして受験者の誰もが絶対にいう暗記必須の内容がこれ。
- 陰陽論
- 五行説
- 五行配当表
この3つです。
これをしっかり覚えておくと単なる丸暗記ではなく、連想で答えを導ける問題がかなり増えます。逆にいえばこれを覚えていないと確実に不合格になると言っても過言ではない。

実際に私も助けられたので、間違いない。特に五行配当表は絶対覚えてね。
陰陽五行説なんかは、占い好きな人とか、ゲーマーとか、SF、ファンタジー、アニメ、漫画や小説が好きな人なら一度は触れた事のある内容かもなので、世界観としてイメージできる人は少し覚えやすいかもと思います。
陰と陽、木、火、土、金、水 の5つの属性なんかは誰もが知ってると思う。

『陰極まれば陽』とか、『木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を育てる』とか『火は金を剋し、水は火を剋し・・・』的な内容ですね。
ここら辺は100%出題されるので覚えましょう。
Columnも意外とあなどれない
columnに出てくる内容も頭の片隅に入れておきましょう。色んなお茶の種類や性質とか、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)とか民間薬とか、しれっと出たりします。ただ、レシピ問題は流石に出なかったです。(かぼちゃのお汁粉は個人的に作ってみようと思った(笑))
本格的に大変:気・血・水、四気、五味、帰経
ここから本格的になって来ます。ここは覚えるの辛い人もいるかも。特に重要なのが、
- 気・血・水(津液)
- 四気(五性)
- 五味
- 帰経
このあたりです。ここで助けになるのが先ほどの五行配当表です。表の一部ですがたとえば、
- 木・火・土・金・水
- 肝・心・脾・肺・腎
- 目・舌・口・鼻・耳
- 爪・顔・唇・被毛・髪
- 酸・苦・甘・辛・鹹
- 怒・喜・思・悲・恐
この対応関係が頭に入っていると、症状から臓腑や性質を考えやすくなります。縦のラインで見ると木→肝→目→爪になっています。
疲れ目、イライラして怒りっぽくなる、爪が割れるなどの症状は肝に関係がある
とか、
足腰のだるさや耳鳴り、白髪などは腎の不調に関係している
とかが導き出せます。例えば<五味の内、辛味の摂りすぎは怒りっぽくなって爪が割れやすくなる>という症状が出ますが、これは相克の関係で、
辛(金)が木(肝)を相克(攻撃)する事によって肝が司る情緒が不安定で怒りっぽくなり、爪が割れるという症状が起こる
と繋がる訳です。
気・血・水については、それぞれが不足したり滞ったりした時にどんな症状が出るか覚えましょう。例えば気が不足している「気虚」の時には気力がわかず元気が無いので疲れやすい、風邪をひきやすい、息切れがする・・・などの症状がでます。この辺の「状態」と「症状」の組み合わせも出ますので覚えましょう。
あとは気虚、気滞、血虚、瘀血、津虚、水滞などに良い食材が公式テキストに明記されてますので、食材との結びつきも覚えておきましょう。例えばむくみに良い食材は?となると水が体内に滞っている状態なので水滞。水を排出してくれる食材が良い→有名な所でとうもろこしのヒゲや、はとむぎなどが良い、という感じです。
四気(五性)では特に
●シナモンや羊肉のような熱性
●スイカ、バナナ、あさりなどの寒性
他に「涼性」、「温性」、「平性」もありますので、各有名どころの食材はざっくりと覚えとくと幸せになれるかも・・・この辺はもうヤマ感(笑)でも、傾向としては特徴的なものは試験に出る確率は高いと思います。
一番つらかったのは帰経
そして私が一番辛かった帰経。生薬や食材がどの五臓に優先的に働くかを表す考え方ですが、公式テキストの身近な食材をなるべく目を通して、公式テキストによく登場する食材の四気(五性)・五味・帰経 はうっすらとは覚えておきましょう。
特に巻末の「これだけは覚えておこう」に載っている食材と、調味料はある程度覚えましょう。
なつめ、さんざし、くこの実、はとむぎ、陳皮(チンピ)、菊花、シナモン、金針菜(きんしんさい)、ゆり根、蓮の実、梨、黒きくらげ、白きくらげ、とうもろこしのヒゲ、かぼちゃ、あずき、黒ゴマ、羊肉、鶏肉、豚肉
あたりは大体試験常連組なので覚えとくと良いかもです。
私?・・・・全部は無理でしたし、もうほぼ忘れてます\(^o^)/ (いや、完璧に覚えてる人いるの…?って感じですが(。´・ω・)?)必要時にはテキストなりみて確認すればいいのでOK!
養生の章も忘れずに
あとは第5章の養生についてですね。ここも出ますので、覚えておきましょう。
- 男性は8年周期
- 女性は7年周期
このあたりは、かなり重要だと思っておいた方がいいです。この数字は必ず出ると思ってください。さらに、
- 年齢に応じた養生
- 性別に応じた養生
- 季節ごとの養生
も出題範囲として押さえておきたいですね。ここでもまた五行配当表が役立ちます。
『風、熱、湿、燥、寒』この5つは五気(五悪)といって、風邪(ふうじゃ)、熱邪、湿邪・・・のように呼ばれます。分かりやすい所では燥邪ですかね、秋になると空気が乾燥して喉や肺が弱りやすくなる。鼻や皮膚も乾燥しやすくなる。鼻水がでたり・・・。
五行配当表では燥は「金」<肺、鼻、被毛、悲、秋、西、白、辛>のラインに入ります。
そして白い食べ物は潤す性質が有るものが多いので、梨や白きくらげのような潤す性質のある食材が大切、という流れも理解しやすくなります。
また、辛味は発散の作用があり、摂りすぎると乾燥を助長しやすいので注意。代わりに酸味と甘みをとって潤いを補う。考え方となります。酸味は収斂作用があり、汗や尿などが出過ぎるのを抑えます。甘味は土のラインに入り補益(滋養強壮)や緩和(緊張をほぐし痛みを抑える)作用があり、夏に消耗した体力を回復させてくれます。土生金という形でここでも五行が関わってきますね。また、金(燥)が強すぎて木を抑えすぎているので酸味(木)を取って乾燥を抑えてバランスを保つというのも理にかなっていると思います。
こんな感じで覚えて行くと良いでしょう。
勉強してみて思ったこと
この検定は、「公式テキスト1冊だから簡単そう」と思って取りかかると、たぶんちょっと面食らいます。
覚えることは思った以上に多いですし、特に後半は理解と暗記の両方が必要になります。
でも逆に言えば、
- 陰陽論
- 五行説
- 五行配当表
- 気血水
- 四気・五味・帰経
- 養生
このあたりを優先的に押さえていけば、かなり戦いやすくなる検定でもあると思いました。
頼りになるのは五行配当表ですね!!
試験までの流れ
ここからは、試験までの流れをざっくりと書いていきます。
まず、「薬膳漢方検定」は現在はオンライン受験のみとなっています。以前は会場での試験だったのですが、コロナ禍の影響も有ったのでしょうか。
●「検定、受け付けてます」というサイトから薬膳漢方検定の本サイトにて申し込み。
●支払いを済ませる(コンビニなど)
●受験日が近づいて来ると受験票がメールで送られてくるので、ログイン情報を確認し、接続テストをメールに記載されている期日までに行っておく。
●当日、試験までに余裕を持って最終接続テストを本番ページで行い、開始時間になったら試験を始める
●終了後、試験ページを閉じる。
●結果を待つ(合格点は70点以上)結果通知(2026年4月下旬頃)
となります。オンライン受験なので、Webカメラを通して運営が受験者を監視するシステムとなっているとの事。必ず接続設定を行ってちゃんとカメラに自分が写っているか確認し、部屋の片づけをしておきましょう(笑)
オンライン受験はメモはできない
会場で紙の受験だった頃は開始と同時に問題用紙の余白に五行配当表を忘れないうちに一気に書いて回答の助けにする人も多かったようですが、オンライン受験ではこういった行為は不可になっています。あちこちに視線を飛ばしたりしてると不正行為とみなされて失格になるので、五行配当表は頭の中に確実に記憶させておきましょう。
4択問題、見直し機能は優しいかも
画面を見ながらマウスでポチポチと4択問題を解いていきますが、途中で迷ったり、飛ばしたりしたい問題もあるかも。そんな時には見直し機能。後で見直したい問題にチェックボタンが有るので入れておくと、後でその問題まで戻って見直す事ができます。
問題自体はそこまで引っ掛ける様な意地悪な問題は出ていないと感じました。公式テキスト丸暗記出来たら100点取れるような、そんな問題。(まあそれが難しいんだけど(笑))

で、実際の手応えはどうだったの?

何せ問題が貰えないので自己採点が出来ないので、結果待ちではあるんですが、手応えとしては多分・・・合格はしているのではないか、と思います。
公式テキストの問題も5回位やったり、他にもAIに問題だしてもらったり、YouTubeの動画で問題解いたり、kindleで問題作って売ってる人が居たので購入したりしたね。

それらの問題で9割はいけてたのでまあ、うん。あとは入力とかミスってない事を祈るわ(苦笑)
試験結果は「検定、受け付けてます」マイページでみられるとの事。
※合格者にのみ、紙の合格認定証を4月下旬頃ご登録住所へ郵送してくれるそうです。
結果が出たら、またお知らせします。
という所で、本日はここまで。
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