ソロキャンプを本格的に始めてそろそろ1年半。コロナでなかなか行けないですが、妹宅の庭を借りたり、ベランダだったりとステイホームキャンプをしております。
お陰で道具をポチる機会が増えまして(汗)
今回はコーヒーメーカーでずっと気になって居たBIALETTIブリッカを購入しました。
BIALETTI(ビアレッティ)とは
イタリアの調理器具メーカーです。日本では直火コーヒーマシン、中でも直火式エスプレッソメーカー「モカ・エキスプレス」が有名です。
こんな感じのもので、このタイプはキャンプ用品売り場でもたまに見かけます。大きさは1カップ用から18カップ用までありますが、店頭では2~4カップ位を見かけた事が有ります。カップに応じてマシンも巨大化するので、通常4カップまで位が主流だと思います。
ブリッカとは?
先程の有名な「モカ・エキスプレス」を改良し、特殊なバルブを使用する事によりさらに濃厚なエスプレッソを抽出可能にしたタイプです。
エスプレッソ独特の泡、「クレマ」ができやすい仕様になってます。
実際に作ってみた
開封!
という訳で、早速箱から出してみます。
外観はこんな感じ。可愛らしくも有り、何処か無骨でも有る感じがします。
蓋を開けてみました。可愛いタグが付いていました(*´▽`*)
タグを外すとバルブが。ビアレッティおじさんのマークが此処にも。このバルブの所からコーヒーがバシュブシュバシュー!!と吹き出て来ます。
良く見るとおじさんの絵、逆になってるwww
言わなきゃバレないのに~~~!!(笑)
分解してみました。
大まかに3つに分解できます。そんなにややこしい感じでは無いですね。
一番下の部分が貯水するボイラー部分。真ん中の豆を詰めるバスケット(フィルター)、上部が抽出するサーバー部分となっています。
サーバー部をひっくり返すとこんな感じです。
白い部分がゴムパッキン。この部分は消耗品となりますので、固くなったりひび割れたら新しいものと交換が必要になります。700円~位で通販サイト等で購入できます。
水を入れる。
まず、サーバー(抽出する所)の容器の一か所に写真のような四角い出っ張りがあるので、その上部すれすれまで水を入れます。これが抽出するコーヒー液の量となります。
公式では約60CC程の抽出量となります。(因みに旧型はH2Oのマークが入っています。新型は写真のようなただの出っ張りになって居ます)
この水を、一番下のボイラー(タンク・黒い容器部分)に入れます。
丸いネジのような物は安全弁です。ボイラーの中の圧力が高くなりすぎた時に作動して蒸気を抜きます。安全設計なのですね(*´▽`*)
コーヒー豆を詰める!
次にコーヒー豆ですが、今回はカルディで買って来た豆を使用しました。気に入ったコーヒー豆を選んでお店で挽いてもらいます。今回はカフェオレ用ブレンドが売り切れていた為、スタッフのおススメを購入。その際、挽きの粗さを指定できるので、その際は
「中細挽き」または「細挽きで」と指定しましょう。「中細挽き」or「細挽きで」です。
大事な事なので2回言いました(笑)
中細挽きか細挽きかは好みがあるので、まずは細挽きから試してみるのが良いと思います。
エスプレッソに最適とされる極細挽きだと、豆を詰めるバスケット(フィルター)の目に詰まってしまい抽出できない事が有るからだよ。
極細挽きは電気式の本格的なエスプレッソマシーン用だね。
実は、お店でブリッカ用に中細挽きか細挽きでとお願いしたのですが、コーヒーメーカーの機種を聞かれて、
「ビアレッティのブリッカです」と写真見せたら
「はーい分かった分かった!エスプレッソ用ね~」
と言われたのでド素人の私はそのまま店の人に任せたら・・・。
帰宅後、袋の裏を見たら極細挽きになってました(汗)
まあ、プロでもそういう事は有るという事で・・・。気を取り直して、
バスケットに豆を、押し込まない様に詰めて行きます。ただでさえ極細挽きなので目詰まりしない様に気を使います。豆を買い直すのももったいないのでこのまま行きます(苦笑)
詰めました。擦切りして、ボイラーにセット。
周囲に粉がついていない様にふき取ります。連結部分に粉が入るとそこから圧力が抜けて噴き出す恐れがあります。
これをサーバー部にセット。いよいよ火に掛けます。
サーバー部とボイラー部はしっかりと締めてください。
抽出です!
こんな感じでコンロに載せます。通常のコンロでは五徳が大きすぎてブリッカが安定しないので、補助的に網とか、ミニ五徳を載せて対応します。
火力はあまり強火にしない方が良いとの事。底面から炎がはみ出さない様にするのが良いそうです。
4~5分位すると、最初にブブブ…と小さな音がして少しバルブからコーヒー液が出て来ます。
その後、ブシューボボ―!っと音がすると共に、エスプレッソがバルブの所から噴き出して溜まって行きます。
※撮影用に蓋を開けていますが作る時は蓋は閉めましょう。
音が聞こえてブツブツ噴出して、次のブシュ―!の辺りでタイミングよく火を止めよう。それ以上の加熱は必要ない。つけっぱなしだと圧が上がり過ぎて安全弁が作動したり、空炊きになり大変危険だ。
ん?あんまり泡出てないね・・・。期待したのに・・・
クレマ(泡)を上手に出すにはいくつかのコツがあるようです。新鮮な豆、豆の挽き方、バスケットへの詰め方、抽出時間など…。経験が必要なようです(;´∀`)
要は下手くそなのか
言わないでやって!(爆笑)
後日成功したのも載せておきますね(;´∀`)
※失敗例
火力が強すぎて火を止めるタイミングが遅くなると、かなり強く噴出すのでびっくりします(◎_◎;)
泡も出ないし、噴出し過ぎてこんなふうに上まで汚れます。
何はともあれ、出来上がりました!
早速注いでみますが・・・。
上手く泡がグラスに移っていかず、せっかくの泡が( ;∀;)
クレマを消さないように注ぐの難しいですね(ノД`)・゜・。
でも、香りは最高です!
抽出後は取っ手以外の金属部分はすごく熱くなっているので、うっかり触ってやけどしないようにしてくださいね。
抽出後の豆の様子です。やけどする位熱いので布巾を敷いています。
実際に飲む前に
さて、これで完成した初めての記念すべきエスプレッソですが。
実はまだ飲めません。
何故!?早く飲みたいよ!!
初めて使う時には、3回は慣らし運転として作ったコーヒーは飲まずに捨ててください。
これは金属臭さを消して、美味しく飲むためにも必要な下準備だから、是非やっておきましょう。
普段のお手入れは洗剤を使わずに水洗いだけでOK。使い込めばコーヒーの油分がブリッカ内部の金属に馴染んでコーティングの役割をします。
中華鍋的なアレか
ダッチオーブンとかスキレットとか、育てる系が好きなキャンパーにうってつけのギアだね☆
厳密に言うと「エスプレッソ」ではなく「モカ」と呼ぶ
そうなんですよ。
つまり、ブリッカで作ったのは「エスプレッソ風モカ」なんですねぇ。
因みに、直火式エスプレッソマシーンは「マキネッタ(小型のコーヒー抽出器)」とイタリアでは呼ばれているそうです。
イタリアではお茶のようにマキネッタでコーヒーを湧かして飲んでるんだって。どこの家庭にもあるそうだよ。
一家に一台マキネッタなんですね(*^▽^*)
「モカ・エクスプレス」と「ブリッカ」以外にもビアレッティ社のコーヒーメーカーは数多く出ています。最近ではステンレス製の洗練されたデザインのものや、IH対応のものも出ています。また、他社からも出ていますので、お好みの機種でカフェタイムを楽しんでくださいね。
まとめ
という訳で、「ビアレッティブリッカ」をご紹介しました。
整理すると
直火式の為、アウトドアでも楽しめる。
エスプレッソのような泡「クレマ」が楽しめる。
豆は「細挽き」がベスト。「極細挽き」はNG。
初回は3回は慣らし運転(飲まずに捨てる)が必要。
手入れは水洗いでOK、洗剤はNG。
時間をかけて器具を育てて行く楽しみが味わえる。
お休みの日にのんびりと時間をかけて抽出したコーヒーを楽しむ、そんなひと時を大事にしたいです。とか言ってみる(マテ)
あれ?でもりゅうらって「コーヒー飲むと胃が痛くなる」って言って休憩中いつもお茶飲んでるじゃん。
コーヒーぎゅうnもとい、カフェオレなら飲めますからー!!ほら、こんなふうに!
ブリッカで作ったカフェオレと手作りブルーベリーパイでカフェタイムや!!( *`ω´) ドヤァ
カッコつけたかったのか・・・
;つД`)
早くキャンプで使いたいです・・・(笑)
その内豆から挽くとか言い出してコーヒーミル買いそうな予感がするわ・・・( ̄д ̄)
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